こんにちは、タクです。
正負の数・絶対値
ここでは、正負の数と絶対値についてお話ししていきたいと思います。
正負の表し方
正負の表し方に関するポイントは、ただ一つ。
『0より大きい数には+(正の符号)、0より小さい数にはー(負の符号)を付ける』
だけです!
絶対値
絶対値とは
結論から言います。
絶対値は「ある点を基準としたとき、どれだけ離れているのか(どれだけの差があるか)」を表したものです。これだけではいまいちよく分からない人もいるでしょう。簡単な例として気温で考えてみることにしましょう。
・今日の気温は28℃
・昨日の気温は26℃
・おとといの気温は24℃
このとき26℃を基準として、A「今日の気温は昨日より2℃高い」,B「おとといの気温は昨日より2℃低い」とわかります。ここではどちらも昨日に比べて2℃の差があり、まさにこの差が絶対値と言われるものです。つまり、今回の場合はA,Bどちらも絶対値は「2」になる!ということです。
絶対値の記号「|」の外し方
〜絶対値の記号の中が正の数・負の数の時〜
0を基準としたとき+14や-5といった数の絶対値は|+14|,|-5|と表すことが出来ます。この絶対値の記号「|」の外し方についてお話しいたします。
結論から言うと、
|○|の○の部分が正の数なら記号をそのまま外す。○の部分が負の数なら○に−1をかけて記号を外す。 です!
では試しに|+14|,|-5|の絶対値記号を外してみましょう。
|+14|は記号内が正の数であるのでそのまま絶対値の記号「|」を外すことができ、14となります。
|-5|は記号内が負の数であり、-5に-1をかけて絶対値の記号「|」を外すので、|-5|から絶対値の記号「|」の外すと5となります。
〜絶対値の記号の中が変数を含むものの場合〜
|x-5|,|-x-3|の二つの場合について見ていきましょう。この時どっちも-5,-3で負の数だからそれぞれ-1をかけて記号を外せばいいんでしょ〜って思ったあなた!
残念〜!
・|x-5|,|-x-3|は実はそれぞれ|x-5|,|-(x+3)|なんですね〜笑
つまり、この時注目すべきはxの係数の符号についてです。x(変数)の係数の符号が+(プラス)の時は記号をそのまま外し、x(変数)の係数の符号がー(マイナス)の時は-1をかけて記号を外します。
したがって|x-5|,|-x-3|の時、|x-5|は絶対値記号を外すとx-5となり、|-x-3|は絶対値記号を外すとx+3となります。
練習問題
<正負の数>
次の数をプラスまたはマイナスを用いて表せ。
(1)0より7大きい数
(2)0より13小さい数
(3)0より5大きい数から14引いた数
(4)-8に3足した数
<絶対値>
①次の数の絶対値を絶対値記号を外して答えよ。
(1)|11|
(2)|-4|
(3)|x-6|
(4)|-2x+3|
②次の数の、0を基準とした時の絶対値を求めよ。
(1)-42
(2)16
(3)-3.14
練習問題の模範解答
<正負の数>
(1)+7 (2)-13 (3)-9 (4)-5
<絶対値>
①(1)11 (2)4 (3)x-6 (4)2x-3
②(1)42 (2)16 (3)3.14